NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 小三元レンズが欲しい!っていう人が知っておくべき情報のまとめ。

2022/1/28更新

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S レビュー

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(筆者撮影)

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(クリックで高解像度画像を表示)

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 購入履歴
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 購入履歴

2022年1月28日、NIKONの新しい小三元標準ズーム NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが発売された。

筆者はこのレンズを2021年12月23日にカメラのキタムラで予約したが、2022年1月26日に物流センターに入荷予定との連絡がカメラのキタムラから来た。

このレンズは、当初2022年2月発売予定だった。

発売日がまだ先だし、標準系の大三元レンズも持っているから慌てて予約する必要も無いかなと思いつつ、Nikon Z9発売日の前日に予約してみたが発売日が前倒しになり、そして、まさか発売日に届くと思っていなかったのに発売日することができた。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S レンズを購入する理由

ほぼ同じ焦点距離(標準ズームレンズ)のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sを持っているのに、なぜNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入するのかの理由について解説する。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、便利ズームである

ニコンは、Zマウントの標準ズーム系のレンズとして次のレンズを発売または発表している。

Zマウント標準ズームレンズ名 価格(税込) 説明
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 336,050円 最高峰大三元標準ズーム
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 154,000円 f/4通しの便利ズーム
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 150,150円 キットレンズ
NIKKOR Z 28-75mm f/2.8 140,800円 f/2.8、TAMRONのOEMレンズ
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR 139,480円 VR付き、200mmまでの便利ズーム

プロカメラマンの間では、24-70mmは「標準ズーム」と呼び、24-120mmまたは24-200mm、24−240mm(CANON、SONYにあるがNIKONには存在しない)、28-300mm(NIKON)などの高倍率ズームは「便利ズーム」と呼ばれる。

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便利ズームを使うことにより、持ち運ぶ機材の量を減らすことができる

便利ズームのNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sには、単焦点レンズでいえば、24mm、28mm、35mm、40mm、50mm、58mm、85mm、105mm、そして120mmと多くの焦点距離が含まれている。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入する前の筆者は、Nikon Z9にNIKKOR Z 24-70mm f/2.8を付けてメインレンズとして使用し、スナップ撮影、室内スポーツ撮影を行う場合は、もう1台のカメラNikon D6に70-200mm f/2.8レンズを付けて2台体制で撮影していた。

ほとんどのレンズは24-70mmで行うので、24-70mmと70-200mmレンズの利用比率は5:1程度であった(ただし、スポーツ撮影の場合は70-200mm、または180-400mmの使用比率が高くなる)。

24-70mm(標準ズーム)を使用する場合は、別途70-200mmなどの「望遠レンズ」が必要となることが多く、つまり2台体制で撮影することになる。

24-120mmの便利ズームを使うことにより、機材量を減らすことができる。

室内スナップ撮影時には、24-120mmの一本でほとんど全ての撮影を行うことができる。

便利ズームを使用するプロカメラマンが増えてきた

首に2台のカメラをぶら下げて撮影するのが通常のプロカメラマンスタイルであるが、最近では、24−120、24-200mmなどの「便利ズーム」を使って1台体制で撮影するカメラマンも増えて来た。

カメラ2台で撮影するか、カメラ1台で撮影するかを比較すると、当然、カメラ1台の方が身体への負担は少なくなる。

スクールフォト撮影分野では、各部屋を回りながら3時間の撮影で1500〜2500枚程度を撮影する。

遠足撮影では、子ども達と一緒に、1日に2kmも3kmも歩くこともあれば、子ども達が歩く列を前から後ろまで撮影した後に、最前列まで走るという撮影もあり、とにかく体力を使う撮影になる。

そんな時、便利ズームがあれば、カメラ1台で撮影できるのに、と思ったことがある。

あるカメラマンの話によると、「便利ズームは本当に便利」と言ったり、「撮影料金が安いお仕事だから便利ズーム1本で来た」と言ったり、「年齢が上がるにつれて体力が落ちるからそれなりの(便利ズームを使うという)撮影方法がある」いうカメラマンもいる。

最高品質の写真を撮影するには、24-70mm f/2.8などの高性能レンズが必要になるが、スクールフォト分野、スポーツフォト分野では、納品写真サイズが長辺2000〜2500ピクセル(画素数で計算すると400万画素前後)になることが多く、24-70mm f/2.8ほどの高性能レンズが無くても十分な撮影品質を確保できることもあり、最近、回りのカメラマンの間では、便利ズームを使うカメラマンが増えて来た印象である。

そんな私もいつかは便利ズームが欲しいと思っていた。

24-240mmを購入するかどうか、迷っていた所に今回24-120mmが発表・発売された。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 SはSラインのレンズである

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、レンズ名に「S」の文字が含まれている通り、ニコンZマウントレンズのうち、Sラインのレンズである。

Sラインのレンズは、良いレンズコーティングが行われており、非球面レンズやEDレンズなどの高価なレンズが使われ、またレンズファンクションボタンもついているという描写力が高く、使い勝手が良いレンズシリーズである。

ニコンは、(一眼レフカメラで使用する)Fマウント時代にも24-120mm f/4レンズを発売していた(現在も新品購入できる現行品である)。

Fマウントの「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」は、歪曲収差もひどく(現像時に補正はできる)、画面隅の解像度も低いことで、プロカメラマンの間では有名だった。

しかし、今回Zマウントレンズとして新発売されたNIKKOR Z 24-70mm f/2.8は、どうやら性能が良いらしいぞという噂を聞いた。

実際に、先行レビューしている海外、国内YouTuberのレビュー評価はかなり良い。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは安い

そして、何よりも安い(実質13万円弱で購入できる)。

大三元標準ズームレンズのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8(定価336,050円(税込))と比較すると、半分以下の価格である。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの描写がNIKKOR Z 24-70mm f/2.8よりも若干低かったとしても(それでも、Fマウントレンズ時代の24-120mmと比較すると遙かに良い描写である)、いろんな場面で役立つはずだ。

ちなみに、Fマウント時代の24-120mm f/4レンズであるNikon AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VRは現在新品価格が13万強なので、Fマウントの24-120mmよりも僅かに安い価格で入手できる。

Fマウント時代のNikon AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VRの中古価格は5万円前後と暴落してはいるが、Nikon Zシリーズのミラーレスカメラを所有しているなら、写りも良くて将来性もあり使い勝手のよいネイティブZマウントレンズであるNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入するのが良いだろう。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、f/4通しのレンズである

ニコンの同じ便利ズームの中でも24-200mmは、高倍率ズームであるものの、広角端(24mm)ではf/4、望遠端(200mm)ではf/6.3と開放絞りが変化するレンズであった。

しかし、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、f/4通しのレンズである。

屋外でスナップ撮影する際は、f/6.3あれば十分であるが、(筆者が多く撮影する)室内スナップ撮影では、通常f/5.6を使用する。

24-70mm f/2.8の大三元標準ズームレンズを使って室内スナップ撮影する時も、f/5.6まで絞り込んで撮影することが多かった。

販売用写真を撮影する際、複数人物にフォーカスが合っていた方が売れる写真枚数が多くなるので、開放絞りを使うことはほぼなく、ほとんどの写真をf/5.6以上に絞り込んで撮影している。

室内撮影では、f/6.3は少し暗いと感じることもあり、一方NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは全てのズーム域でf/4の絞り値で撮影できる。

f/4通しで開放絞りが変化しないので、(筆者が通常行う)マニュアル露出撮影時にも便利である。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、マクロレンズとしても使える

FTZii マクロ撮影作例
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを使って撮影した商品撮影実写作例(筆者撮影)

FTZii マクロ撮影作例2
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを使い、さらにクローズアップ撮影、トリミング無し実写作例(筆者撮影、製造番号は一部マスク済)
Nikon Z9で撮影、ISO 250、1/200sec、f/18、ストロボ利用

FTZii マクロ撮影作例3
上記写真をトリミングすることによりさらにクローズアップ写真を生成可能(Nikon Z9で撮影、縦横1499ピクセルにトリミング)

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、ズーム全域で最短撮影距離0.35mと最短撮影距離が短く最大撮影倍率は0.39倍と高倍率であり、花のクローズアップやテーブルフォト撮影、商品撮影を行う際にマクロレンズとしても使うことができる。

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sなどの本物のマクロレンズ(ニコンはマイクロレンズと呼ぶ)は、撮影倍率1.0倍まで大きく撮影できるが、本レンズは0.39倍まで大きく撮影することができ一般的な利用方法としては十分マイクロレンズとして活用できるレベルである。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、DXクロップにより180mmまでの望遠レンズとして活用

NIKKOR Z 24-120mm f/4 SはFX対応(フルサイズセンサー用)レンズであり、DXクロップすることにより焦点距離が1.5倍になり36−180mm f/4のズームレンズすることができる。

FXモード、DXクロップモードの撮影を組み合わせることにより、

最大、24-180mm f/4の7.5倍高倍率ズームレンズ

としてNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sレンズを活用できる。

Nikon Z9では、ファンクションボタンに割り当てたモード切換操作により簡単にFX、DXモードを切り換えることができ、必要に応じて望遠域が足りない場合はDXクロップで180mmまでのレンズとして使用できるので一般的なスナップ撮影、旅行撮影、日常撮影では、このレンズ一本で困ることは無いだろう。

高画素機のNikon Z9なら、DXクロップ撮影を行う際も5392×3592ピクセル(1937万画素)と十分な高画素撮影を行うことができ、画面上で鑑賞したり、Web用、2Lサイズまでのプリント写真用のデータとしては十分以上に高画素になる。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、防塵防滴防汚性能が高い

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、埃や水滴の侵入を防ぐシーリングが随所に施し、レンズマウントゴムリングを採用。高い防塵・防滴性能を実現している。

さらに、汚れやすいレンズの最前面には防汚性能に優れたニコン独自のフッ素コートを採用し、汚れが付着しづらく、付着した場合にも簡単に拭き取りが可能。

過酷な環境下でも安心して撮影に臨める。

フラッグシップミラーレスカメラのNikon Z9と組み合わせれば、多少の雨や雪の中、または、砂埃が舞う中でも、UNSTOPPABLEに撮影を続けることができるという高い信頼性と安心感を持つレンズである。

Nikon Z9は、(一眼レフのような開放絞り測距でなく)f/5.6まで絞込測距が行われる

Nikon D6、D850の一眼レフは、f/5.6に絞り込んで撮影する際もf/2.8のレンズを使用すると、ファインダー内は開放絞りのf/2.8で見ることができシャッターボタンを押した瞬間に設定したf/5.6まで絞り込まれて写真を撮影する。

一眼レフでの撮影時に、開放絞りf/2.8やf/1.2などの明るいレンズを使うと、被写界深度の浅い、開放絞りで測距が行われるのでファインダー内は明るく見やすく測距精度も高かった。

一方、Nikon Z9は、f/5.6までは絞込測距が行われる。f/5.6で撮影する時、f/2.8レンズやf/1.2などの明るいレンズを使ってもファインダー内は(レンズの状態は)f/5.6に絞り混まれた状態で表示され、シャッターボタンを押すと、そのまま(f/5.6のまま)写真を撮影する。ちなみに、f/8などの、f/5.6よりもさらに絞り込んで撮影する場合は、レンズはf/5.6まで絞り混まれた状態でフィアンダー内表示され、シャッターボタンを押した瞬間に絞りがf/8に絞り込まれる。

つまり、開放絞りがf/5.6よりも明るいレンズを使ったとしても、f/5.6以上に絞り込んで撮影する場合はレンズ性能のf/5.6まで絞り込まれた状態で撮影することになる(せっかくの明るい開放絞りが生かされない)。

また、Nikon Z9のようなミラーレスカメラでは暗い場面、暗いレンズを使ったとしてもファインダー内は明るく表示される(レンズの開放絞り値が暗いことによるデメリットが少ない)。

スクールフォト、スポーツフォトなどの販売用写真の撮影では、通常f/5.6以上に絞り込んで撮影することが多く、であれば、開放絞りの明るいf/2.8の大三元レンズでなくても良いのでは?と思い、今回24-120mmレンズを購入する気持ちが高まった。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sには買わない理由が無い

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、

  • 安い
  • 大三元標準ズームの半額以下。
  • 性能が高い
  • 圧倒的描写力。
  • 軽い
  • 同クラス世界最軽量。
  • 使い勝手が良い
  • f/4通し、最短撮影距離が短い、高倍率、防塵防滴防汚、レンズファンクションボタン付き。

という4拍子揃った新しいレンズである。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sには買わない理由が無い。

まさに、一本満足〜!一本満足♪のレンズである。

だから筆者はNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入した。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sレンズに関する注意事項

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sレンズを購入しようという方なら既に十分検討済みかと思われるが、購入前の注意事項についてお話する。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、Zマウントレンズである

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはニコンミラーレスカメラ Zシリーズ(Nikon Z9Nikon Z6ii、Z7ii、Z6、Z7、Z5Nikon Zfcなど)で使えるZマウントレンズである。

Nikon D6、D850、D500などの一眼レフカメラでは使用できないし、一眼レフで使用するためのマウントアダプターも存在しない。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、電子補正を前提としたレンズである

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、歪曲収差や周辺光量落ちなどの収差を電子補正する前提で開発されたレンズだ。

ニコンのミラーレスカメラにNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを付けて撮影すると、自動的に電子補正がONになり(OFFにできない)、RAW保存で撮影する場合も歪曲収差などが自動的に補正された状態で写真データとして記録される。

そのため、電子補正なしの本レンズの歪曲収差がどの程度あるかについては調べることができない。

ミラーレスカメラは、ファインダー内で電子補正後の画像を見ながら撮影できるので撮影時に困ることは無く、電子補正を前提とした設計により、これだけ高性能のレンズを安く、軽く発売することができたのだろう。

関連リンク: NIKKOR Z 24-120mm f/4 S ニコン公式ページ

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入する際、間違って旧式を購入しないこと

24-120mmという焦点距離は、ニコンの伝統的な標準ズームレンズの焦点距離である。

今回2022年1月28日に新発売されたNIKKOR Z 24-120mm f/4 S以前に、Fマウントレンズとしていくつかの24-120mmレンズが存在していた。

そして、Fマウントの24-120mm f/4レンズは現在もな販売されている現行レンズである。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S以外のニコン24-120mmレンズは過去に製造販売されていたレンズを含めると次のレンズが存在する。

レンズ名発売日実勢価格
Nikon AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G (IF) 2003/6/28 中古:3万円前後
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 2010/9/22 中古:5万円前後
新品:13万円強
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 2022/1/29 新品:13万円前後

ネットショップで、「NIKON 24-120mm」を検索すると、旧式タイプレンズ、Fマウントレンズも表示されるので、安いからといって間違って旧式タイプレンズを購入しないよう注意が必要だ。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入する際は、レンズ名に「Z」が含まれること(Zマウントレンズであること)、焦点距離が「24-70mm」であることをよく確認しよう。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sにおすすめの保護フィルター

ARCREST アルクレスト、ニコン純正保護フィルター
ニコン純正、ARCREST(アルクレスト)保護フィルター(iPhoneで撮影)

レンズには、保護フィルター(プロテクトフィルター)を付ける人、付けない人が居るが筆者は「保護フィルターを付けるタイプ」である。

レンズに保護フィルターを付けることにより、ちょっとした汚れや傷からレンズをプロテクトすることができる。

過去に様々なメーカーの様々なプロテクトフィルターを使って来たがが、その中でも現時点で一番おすすめなのが

ARCREST(アルクレスト) ニコン公式ページ

である。アルクレストの保護フィルターを付けると、見た目、保護フィルターを付けて居ないように本当に透明に見え、また汚れが付いた場合も簡単に拭き取りできる。

レンズによっては、他社メーカーの高級保護フィルターを付けているが、汚れや水滴が付いた時の防汚性能がかなり違う(アルクレストの性能が高いことが分かる)。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、77mm ARCREST 保護フィルターがおすすめ

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのフィルターサイズは77mmなので、77mmサイズのニコン ARCREST(アルクレスト)保護フィルターが一番のおすすめだ。

NIKON ARCREST 77mm 保護フィルター、最安値検索

NIKON ARCREST 77mm 保護フィルターは、11000円前後で購入できる。NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの発売に伴い品薄になることが想定されるため、在庫がある場合は早めに購入しておくことをおすすめする。

ヤフーショッピングや楽天を利用している方なら、ポイントキャンペーンなどによりさらに安く購入できる可能性もある。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S用、NIKON ARCREST PROTECTION FILTER レンズ保護用フィルター 77mm【圧倒的におすすめ!】

保護フィルターを使わない方が良いシーン

原則、レンズに保護フィルターを付けっぱなしで良いが、保護フィルターを付けない方が良いだろうというシーンが2つある。

1点目は、湿気が多い場所で撮影する際だ。小雨が降るなか運動会を撮影したり、雨に濡れたレンズを使って室内撮影する時、水泳大会で温水プールのすぐ近くで撮影する時など、短時間の撮影なら問題ないが湿気が多い場面で長時間撮影する場合は保護フィルターとレンズの間に湿気が入ってしまい、レンズ表面が曇ってしまうことがある。

そんな時は、保護フィルターを外して(カメラバッグ無いに傷つかないように保管する)撮影することにより、レンズの曇りを防ぎながら(曇ったら綺麗なハンカチやレンズ清掃用の不織布などで拭けば曇りが取れる)、クリアーな写真を撮影できる。

2点目は、強い逆光シーンでの撮影である。NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sレンズは高性能なレンズコーティングにより逆光に強いレンズである。また、ARCREST(アルクレスト)保護フィルターも、逆光に強いフィルターではある。しかし、ほんの少しの汚れがフィルターに付いていた場合は、僅かにフレアーが発生してしまうことがある。

どんなに優れたレンズコーティングが行われていたとしても、強い逆光時には1枚でもレンズが少ない方がゴーストやフレアに強くなる。通常撮影では、僅かな逆光時にも、ARCREST(アルクレスト)レンズならほとんど問題無く撮影でき、ARCREST PROTECTION FILTERによるレンズ保護効果のメリットの方が遙かに大きい。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの納期の最新情報

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、当初発売予定日が2022年2月だったが1月28日発売に前倒しされた。

海外では2021年12月に先行販売されていたことと、発売日が前倒しされたことから推測すると、現在の国内需要と比較すると、現状流通在庫量、製造能力は比較的高いと思われる。

筆者は、2021年12月23日にカメラのキタムラネットショップでNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを注文し、まさか発売日の2022年1月28に入手できるとは思っていなかった。発売日に入手できたのは嬉しい誤算である。

ネット上の情報によると、2022年1月に注文を行い、発売日に入手できそうとの連絡が来たという書き込みも見つかった。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sと一緒に購入しようと考えるであろう、Nikon Z9の納期の目安が長期化していることも、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sレンズの需要を押し上げることにならない1つの要因だろう。

便利ズームであるNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、Nikon Z9に限らず、Nikon Z6ii、Nikon Z7ii、Nikon Z5、Nikon Z50、Nikon Zfcで利用する際にも役立つ、一本は持っておきたいレンズである。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが気になっている方なら、早めに注文することをおすすめする。

NIKKOR Z 24−120mm f/4 S、最安値比較

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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